無題

名を呼びに行きました。
名を呼びに。
名を呼ばれに行きました。
名を呼ばれに。

ひとつの名を。
たいせつな名を。
やさしい名を。

魔法

左手どころか

身体中、砂糖に
なってしまったみたいで、

蟻がぞろぞろと群がる。

そうなる前に

ケーキ屋さんに行って
砕いて、粉にして、
ケーキにしてもらお。
うん、
バターケーキあたりが良いだろう。



あら、
はじめまして、

あ、

そうか、

砂糖系魔法は
余韻を持って続くんだ。



♪♪♪

うさぎ

うさぎ





うさぎ
うさぎ







うちのうさぎはかわいい。

紫煙の記憶

美しい人

ただそれだけ。
ただそれだけ。

雨の中を歩いていた、傘もささずに。
今朝、染めたばかりの髪が濡れて
ワイン色の雫が、肩をも染めた。
骨が透けて見えそうな身体だった。

あなたは、車に轢かれても死ななかったと云った。
わたしは、あなたが宙に舞う姿を思い浮かべて、

さぞ美しかっただろうと

さぞ美しかっただろうと



今でも

横断歩道の向こうに、雨に濡れたあなたが見える。

寒い日、海をみていた。

■■に貴方。
それを考えていた。ここ最近眠れない、眠れても浅く数時間で引き戻される。
食欲はあるが胃が受け付けない。

禁を破ってわたしはそれをしてしまった。
あれはひとつの時期ではあった。

その日私は海をみていた、すこしくすんだ海を
波の音がここちよくて、家の事がわずらわしくて
そして左耳で■■■を聞いていた。
一回してしまうとすんなり出来るね。
二回の■■。そして■■を■■■■に戻し、貝殻拾いに戻った。

■

■

■

■

■

■

その日から私の消化器官は鈍くなった。
消化速度が遅く、いつまでも胃に食べ物が残っている。
そして思い出すたび、鋭く痛む。
眠りは浅くなり、眠りに落ちては引き戻され、疲れは取れない。

■

■■すれば不調、■■しなくても気になって仕方が無い。
頭の中を占領された日々には変わりない。

終わらせたいが、
私に■■■■■■■、本当に終わらせることが出来るのかは、わからない。
考えただけでも■■■するが、美しい気もする。
それはそれは美しいと
ちゃんとした手順で美しく終わらせたい。

■■■が■■っているのが問題だ。