幸せな夢をみた。

それは、ありえない光景。

私は宮崎に帰っていて、いつもの所でお酒を飲む。
あの人の作る、チョコレートのカクテル。

どこかの部屋に居る。実家？
彼はギターを弾いている。

そこに祖母が。
祖母が、ギターを受け取り、奏で、歌う。
遠くから呼ぶ声。
おじだ。

鍋ができたぞー！と呼ぶ。
みどりも食べていくか？と。
祖母もそうしたら？と。

それは、ありえない光景。
あまりにも、幸せな夢。

帰りたい。

無題

さむいから、暖めて。
私を暖めていたのは-秘密-

我が侭な身体が泣いている。

忘れないように。
忘れないように。

この部屋は、さむ過ぎるの。

無題

長すぎた夜の静寂が、激情に触れた。

私が欲しくないか？
その指に誘われて、執着した心を踏みつけてラクになった。
咽るような戯言。
似たような甘い声で、無防備なこの淋しさに付け込んでほしい。

残酷なほどに、もつれ合い、愛を、愛を、とせがむから、
無責任に奔る熱を、今夜だけは許して。
火を吹く導火線なら、消えない罪も道連れて。
互いを喰んで堕ちてゆくのが、
激情型のカフネ。

許されない、だから、救われる。哀が、哀が、ともがいても、
身勝手な腕に抱けば、離す事も出来ずに。
今も、二律背反の螺旋の中をグルグルと。
終わりの来ない苦しみ以上に、苦しいものはないのに。

覚えていて、女は弱い生き物よ。
だから、どんな手も使うの。
憎んでいても愛を嘯けるわ。貴方にさえも。

残酷なほどにもつれ合い、愛を、愛を、とせがむかあ、
無責任に奔る熱を、今夜だけは許して。
滴る血の一滴まで、無駄にしたりはしないから。

壊れてもまだ求め足りない。
激情型のカフネ。

フィクション

きっと、眼を瞑ってでも歩けるでしょう。
貴方の部屋への道。

今は、別な誰かの、部屋で。
あのソファベッドも、デスクも、羊の椅子も無くて。

換気扇で煙草を吸いましたね。
そこには、今後の予定が、A4の紙に書かれていて。
私が行くと、必ずその紙に、私の名前が。

○○○○

って。

そんな創作みたいな、今日の独り言。

時は経ち、眼を瞑っても歩けるほどよ。

季節に逆らい想い続けて。

無題

貴方はそっと笑ってくれるから。
あくる朝とうに泣き止んでいるのさ。
この小さな轍に、貴方息をしている・・・

蝉が喚いて、夏の到来を知る。
その都度何故か、羨んでいるのさ。

この戦地で尽きたら、何かしらへの服従。

帰る場所など何処にありましょう？
動じすぎた、もう疲れた。
愛すべき人は何処にいましょう？
都合の良い答えは知っているけど。

中目黒駅のホームに立って居たら、
誰かが急に背を押したんだ。本当さ。

この勝負に負けたら、
生きて行く資格も無い。

飼い慣らされた猫の眼で、
鳴いてみようか？
やってみようか？
愛すべき人は何処にいましょう？
予定の調和なんて容易だけど。

声を出せば何方かみえましょう
真実が無い、もう歩けない。
灰になれば、皆、喜びましょう
愛して居たよ。
軽率だね？

帰る場所など何処にありましょう？
動じ過ぎた。もう、疲れた。
愛すべき人は何処に居ましょう？
都合の良い答えは知っているけど・・・

知っているけど。